積立NISA(現・新NISAのつみたて投資枠)は、少額から始められる長期投資制度として多くの人に利用されています。しかし、実際に始めようとすると多くの人が悩むのが「毎月いくら積み立てるのが正解なのか」という点ではないでしょうか。
月1,000円から始める人もいれば、上限近くまでフルに使う人もいます。SNSやブログを見ると「月3万円が無理なく続く」「いや、月10万円は必要」といったさまざまな意見が飛び交い、かえって混乱してしまう方も少なくありません。
本記事では、積立NISAにおける月々の積立額について、制度の基本から考え方、ライフスタイル別の目安、そして実際に私自身がクレジットカードから月10万円を積み立てている理由まで、できるだけ具体的に解説していきます。
積立NISAの本質は「金額」より「継続」
まず大前提として押さえておきたいのは、積立NISAは短期間で成果を出す投資ではないという点です。10年、20年、あるいはそれ以上の長期で資産形成を行うことを目的としています。
そのため、月々の積立額についても「いくら積み立てれば儲かるか」という視点よりも、
-
無理なく続けられるか
-
相場が下落しても積立をやめずにいられるか
-
生活を圧迫していないか
といった点の方がはるかに重要です。
月10万円を積み立てても、途中で生活が苦しくなり解約してしまえば本末転倒です。逆に、月5,000円でも10年、20年と続けられれば、複利の力は確実に効いてきます。
月の積立額の一般的な目安
では、一般的にどれくらいの積立額が多いのでしょうか。金融庁の調査や各種データを見ると、積立NISAの月額は以下のような層に分かれています。
-
月1,000円〜1万円
-
月1万円〜3万円
-
月3万円〜5万円
-
月5万円以上
特に多いのは「月1〜3万円」層です。これは、家計に無理がなく、かつ「投資をしている実感」を持ちやすい金額だからだと考えられます。
一方で、収入が安定しており、支出管理ができている人の中には、上限近くまで積み立てる人も増えてきています。
私が月10万円を積み立てている理由
私は現在、クレジットカード決済で毎月10万円を積立NISAに回しています。この金額に設定している理由は、決して「余裕があるから」だけではありません。
理由の一つ目は、「先取り投資」を徹底したかったからです。
お金は、口座に残っているとつい使ってしまいます。しかし、給料が入ったら自動的に10万円が投資に回る仕組みを作ることで、使わないお金を意図的に作ることができています。
二つ目は、クレジットカード積立によるポイント還元です。
証券会社にもよりますが、クレカ積立では一定のポイントが付与されます。月10万円を積み立てることで、年間ではそれなりのポイントが貯まり、実質的な利回りを底上げしてくれます。
三つ目は、「将来の時間をお金で買う」という考え方です。
今の生活水準を極端に下げず、それでいて将来の選択肢を広げるために、私は投資にある程度の金額を振り分ける判断をしました。
月10万円は誰にでもおすすめできる金額ではない
誤解してほしくないのは、「月10万円が正解」というわけではないという点です。これはあくまで私の家計状況・価値観・将来設計に合った金額です。
例えば、
-
貯金がほとんどない
-
教育費や住宅ローンの負担が大きい
-
収入が不安定
といった状況で無理に高額積立をすると、相場下落時に精神的な負担が大きくなり、積立をやめてしまう原因になります。
積立NISAは「続けた人が勝つ仕組み」です。金額を増やすことよりも、途中でやめない設計を優先すべきです。
ライフステージ別・おすすめ積立額の考え方
ここで、ライフステージごとに考えられる積立額の目安を整理してみます。
独身・実家暮らしの場合
生活費が比較的少ないため、月3〜5万円以上も現実的です。
将来の選択肢を広げるため、早い段階で投資習慣を身につけるメリットは大きいでしょう。
独身・一人暮らしの場合
家賃や生活費とのバランスが重要です。
月1〜3万円から始め、余裕が出たら増額するのが現実的です。
既婚・子育て世帯の場合
教育費や住宅費が重くなる時期です。
無理のない範囲で月1〜3万円、もしくはボーナス時にスポット投資を組み合わせる方法も有効です。
積立額は「後から増やせる」
積立NISAの大きなメリットの一つは、積立額をいつでも変更できることです。
最初から高い金額を設定する必要はありません。
むしろ、
-
小さく始める
-
投資に慣れる
-
家計を見直す
-
積立額を増やす
というステップを踏む方が、結果的に長く続くケースが多いです。
私自身も、最初から月10万円だったわけではありません。徐々に増額し、現在の金額に落ち着いています。
まとめ|自分にとっての「最適な積立額」を見つけよう
積立NISAの月の積立額に「万人共通の正解」はありません。
重要なのは、
-
無理をしない
-
自動化する
-
長期で続ける
この3点です。
月1万円でも、月10万円でも、「続けられる金額」であることが何より大切です。
私の場合は、クレジットカードから月10万円を積み立てることで、将来の安心と選択肢を少しずつ積み上げています。
これから積立NISAを始める方、あるいは積立額を見直そうとしている方は、ぜひ一度ご自身の家計と向き合い、「自分にとって無理のない最適な金額」を考えてみてください。
積立NISAは、今日始めることが最大のリターンにつながる投資です。

コメント